PF-JPA
 
【国会】
第157回国会における
小泉内閣総理大臣所信表明演説

平成15年9月26日
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2003/09/26syosin.html

【抜粋】

(将来の発展基盤への投資)


 小泉内閣は、科学技術を活用した環境保護と経済発展の両立を、重要課題と位置付けてまいりました。
 燃料電池の実用化や風力発電の拡大など、クリーン・エネルギーの導入を進め、脱温暖化を図ります。ゴミゼロ作戦を推進し、不法投棄の撲滅を目指します。環境を良くするための努力が経済の活性化につながる社会を構築してまいります。
 「科学技術創造立国」の実現に向け、予算を重点的に配分し、平成15年度は1兆2000億円に上る研究開発・投資減税を行いました。大学発ベンチャー企業は500社を超え、大学と企業の共同研究も大幅に増加し、7000件を超えています。10の国と地域が取り組んだイネゲノム解読で、日本は中心的な役割を果たしました。産学官の連携を推進し、科学技術の振興を図ります。
 「知的財産立国」の方針を打ち出し、1年半の間に、基本法の制定、戦略本部の発足、推進計画の策定等を集中的に行ってまいりました。特許の裁判制度の改革や審査の迅速化を図り、模倣品・海賊版対策を進めます。
 日本が優れている分野は、「ものづくり」だけではありません。映画やアニメなど日本文化も世界で高く評価され、経済のみならず様々な面で波及効果を生み出しています。文化・芸術をいかした豊かな国づくりを目指します。
 日本発展の原動力は、人です。教育改革の原点は、家庭・地域・学校を通じた人間力の向上です。
 知育、徳育、体育に加え、心身の健康に重要な食生活の大切さを教える「食育」を推進します。
 教育基本法の見直しについては、国民的な議論を踏まえ、精力的に取り組んでまいります。





この記事は弁政連フォーラム第131号(平成15年10月25日)に掲載されたものです。

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