PF-JPA


副会長就任のご挨拶



  


日本弁理士政治連盟
副会長 瀧 野 文 雄

 この度、日本弁理士政治連盟(弁政連)の副会長に就任しました瀧野文雄です。 弁理士になって10 年と若輩者ではありますが、年だけは取っているので、副会長の声が掛 かったのではと考えております。杉本会長をはじめとする弁政連のベテランの先生方の足を引 っ張らないよう、少しでもお役に立てるよう努力いたしますので、どうかよろしくお願いいた します。
弁政連は、日本弁理士会(本会)が行うことができない政治家へのロビー活動を行うために、 昭和49 年に設立されたと聞いております。ウィキペディアによると、ロビー活動とは、「特 定の主張を有する個人または団体が政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政 治活動」と解説されておます。
私は、父も弁理士であり、弁政連のことはなんとなく理解しているつもりでした。しかし、 今回副会長になり、実際に、月1 回の正副会長会議に出席すると共に、割り当てられた政治家 の早朝勉強会や夜のパーティーに参加するようになると、政治家と日々付き合う弁政連の活動 は、まさしく「政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動」であると実 感しているところです。
昨今、弁理士の増員、出願件数の減少等、我々弁理士を取り巻く環境は厳しくなる一方です。 このような困難な状況下で、日本の弁理士制度および知的財産制度のさらなる発展、改革を図 るためには、対役所(特許庁)に対して活動する本会と、対政治家に対して活動する弁政連と がタッグを組んで、車の両輪として舵取りしていくことが非常に重要だと考えております。そ して、弁政連の地道なロビー活動(私的な政治活動)が政治家を動かし、本会が政治家の影響 を受けた役所(特許庁)とともに弁理士制度および知的財産制度のさらなる発展、改革を実現 することにより、我々弁理士の未来が開けるのだと思います。
私は、弁政連の一員として、本会とともに、弁理士全員の利益のために一生懸命活動してい く所存ですので、皆様のご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。また、会員の皆様には、 弁政連の活動に対するより一層のご理解とご協力をお願いすると共に、「私的な政治活動」の 原資となる会費の納入についてもご協力をお願い申し上げる次第です。

この記事は弁政連フォーラム第258号(平成26年8月15日)に掲載したのものです。
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