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就任のご挨拶
  

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日本弁理士政治連盟
副会長 中島 三千雄
 東海地区から副会長を一人ということで、これまで弁政連の維持会員に過ぎなかった小生が、その職を軽い気持でお引き受けしましたところ、突然の衆議院の解散、総選挙。急に身辺が慌しくなってきております。
 ところで、私共の業務自体は、政治とは全く関係のないところで遂行されておりますが、法律に基づいて進められる我々の業務には、政治が大きく影響していることを忘れてはなりません。近年における激しい法律改正、そして国家戦略としての知財戦略大綱が策定されたことに伴ない、政府の知財戦略本部からは、毎年、知財推進計画が発表され、それに基づいて、数々の法律の制定・整備が急ピッチで進められてきております。そして、そのような法律の制定・整備が、政治、特に国会によって行なわれることを考えると、我々を取り巻く環境は、最早、政治を抜きにしては考えられないのであります。
 かかる状況下、知財の専門家である弁理士としての意見を主張し、明らかにすると共に、我々弁理士が我国の知財制度にどのように関与し、そして如何に寄与し、貢献し得るのか、情報を提供し、政治に携わる人々に深い理解を求めることは、我国の知財政策を決定する上において、またそのための法整備を行なう上において、非常に大切なことであります。ここに、弁政連の大きな存在意義があるものと考えております。勿論、そのような活動は、弁政連のみに委ねられるものではなく、日本弁理士会と協働した活動を行なってこそ、知財の専門家としての弁理士の総意として、政治に携わる人々に理解されるものであります。
 立法府において、実情についての片寄った、不充分な理解の下に、知財の法整備が進められて行くことは、とても恐ろしいことです。そのようなことがないように、知財の専門家たる我々弁理士が提言を行ない、行動する必要があると考えております。
 この度、副会長を拝命しましたので、甚だ微力ではありますが、加藤新会長を補佐して、弁政連の活動に少しでも寄与できるように努めたいと考えておりますので、皆様方の温かい御指導、御鞭撻をお願いし、また御支援、御協力を併せてお願い申し上げます。




この記事は弁政連フォーラム第153号(平成17年8月25日)に掲載したのものです。
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