PF-JPA

小さくとも宝に



国政選挙対策本部長
増 井 忠 弐


  最近、憲法の「憲」の字の解説に触れた。「憲」の上部は上から押さえ込むカゴを表していて、その下の目とさらにその下にある心の無秩序な動きを抑止するところから、きまりや法律を表わすのであるという。
 ところで、このカゴに「、」を付けると「宝」になり、「憲」の意味はたちまち目や心の動きこそ重要でそれらに輝きを与える意に転じる。
 仮に付した「、」の有無は、微小なものが物事を大いに左右することのたとえとなろう。
 事程左様に、己れの人生を賭けた(と思われる場合も含めて)大中小の選挙で僅差に泣く候補者が時折ある。
 我が国の行く末を賭けて研ぎ澄ましていかねばならない知的財産政策、特許政策そして私たちの直接影響を受ける弁理士制度について、熱い関心と確固たる視点を抱き活動が期待出来る多くの方が国の代表として議会に居て欲しいものである。
 来たる7月の参議院議員選挙は、たとえ大団体ではなくても、私たち弁理士一人ひとりが候補者にとっては宝となるような応援も出来ることを示すチャンスとなるかも知れません。



この記事は弁政連フォーラム第135号(平成16年2月25日)に掲載したのものです。
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