日本弁理士政治連盟

ご挨拶

日本弁理士政治連盟
副会長 丸山隆夫

　この度、副会長に就任することになりました丸山隆夫です。約１０年前に副会長を勤めた際にはわからないことが多く夢中で過ごしたという記憶がありますが、今回はより皆様のお役に立つように任務を遂行したいと思います。
　会員の先生方の中には弁政連の役割、存在意義に疑問をもっている方もいると思います。私も十分に理解している訳ではありませんが、我々弁理士は法により規定され、守られた資格によって業務を行ない、生計を立てています。したがって弁理士の業務を全くやっていないとか、資格に関係なく他の知識経験などによって生計を立てている方は別として、弁理士という資格、法で規定された業務に無関心ではいられません。たとえば我々の業務がすべて他の資格者や無資格者も行ない得る業務に変更されたとしたら、弁理士の存在意義が危うくなります。このようなことのないようにするために、我々弁理士は政治活動なしに過ごすことはできないと思います。
　このような政治活動を弁理士一人一人が個別に行うことは難しいため、活動を行う団体が必要です。日本弁理士会が会員の監督指導などの業務の他に政治活動を行うことも考えられます。日本弁理士会が政治活動も行うことができれば弁理士全員が日本弁理士会の会費を払っていることとの関係で非常に分かりやすいのですが、日本弁理士会が政治活動を行うことは難しいのが現実です。そこで日本弁理士会を補佐して弁政連が政治活動を行っています。しかるに弁理士全体の存続に関わる活動を行っている弁政連の会費を払っている方は弁理士の一部であり、弁政連の活動が必ずしも十分に理解されていないこと、その活動の受益者負担が不十分であることが未だ問題であると思います。
　つきましては会員の先生方には弁政連の活動により多くの方がご参加いただき、ご意見をお寄せいただきますようお願いしたいと思います。興味のある方はお気軽に私たちにお声をお掛けくださるようお願い致します。また、財務担当として、弁政連の財務内容をより健全なものとするため、一人でも多くの方の会費納入を合わせてお願い致します。

この記事は弁政連フォーラム第１７４号（平成１９年７月２５日）に掲載したのものです。