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1. 弁理士の日記念祝賀会で知財関係国会議員が挨拶(7月1日)

  7月1日(木)、午後6時から東京會舘丸の内本館において日本弁理士会主催の「弁理士の日記念祝賀会」が盛大に催され、大勢の弁理士の中、平素から知的財産制度と弁理士制度の充実にご尽力を頂いております国会議員にもご臨席を頂きました。国会議員の招聘については日本弁理士政治連盟が協力し、民主党から鹿野道彦議員(弁理士議連会長)、国民新党から松下忠洋議員(経済産業副大臣)、自由民主党から中川秀直議員(弁理士議連会長)、公明党から斉藤鉄夫議員(知財議員懇話会幹事長)のご臨席を頂きお祝いの言葉を頂戴しました。
国会議員の皆様は、新成長戦略を考える上での科学技術や知的財産政策の重要性、それを支える中心的人材である弁理士への期待の大きさを表明されました。加えて、特許出願件数の激減に対する問題意識を表明され、更には、我々の喫緊の要望である“弁理士試験合格者大幅増員反対”、“低料金化を招く恐れのある特許パック料金制度反対”、“外国法事務弁護士法人化容認反対”についても全力を挙げて取り組み、魅力ある特許制度と弁理士制度を再構築していくことを力説されました。
今般の祝賀会には、弁理士である菅直人内閣総理大臣のご臨席も当然お願いしておりましたが、残念ながら国政多忙のため希望は適いませんでした。しかしながら、菅総理からは貴重なメッセージを頂戴しましたので、ご披露させて頂きます。

 

弁理士の日記念祝賀会メッセージ


 弁理士の菅直人です。本日は、晴れやかな記念すべき弁理士の日のご祝賀、誠におめでとうございます。本来なら私も弁理士として出席し、皆さんとこの喜ばしい記念すべき日をお祝いしたいところですが、国政公務のため止むを得ず出席が適いません。どうぞ、お許し頂きたいと思います。

 今年で、弁理士制度は明治32年7月1日の「特許代理業務登録規則(弁理士法の前進)が施行されてから111年目を迎えられ、昨年は皇太子同妃両殿下のご臨席をいただき盛大に弁理士制度110周年記念式典を開催されたことを伺いました。知的財産を専門職業とする我が国で唯一の国家資格として弁理士制度が百年以上繁栄し続け、堂々たる歴史を刻まれて来られたこと、長い間この制度をしっかりと支えて来られた皆さんのたゆみないご努力とご功績に、心から敬意を表明します。

 さて、最近、皆さんからよく特許出願件数が激減していることをお聞きします。私も理科系出身者として、皆さん同様このことを大変心配しています。特許出願件数の大きさは技術開発力のバロメーターであり、技術開発は経済成長のための原動力であり、技術開発の基盤は特許制度であることを、私もよく承知しています。先ごろ、新成長戦略を閣議決定し発表させて頂きました。その中で知的財産戦略として「知的財産の積極的な取得・活用を進める」ことを表明しました。これからは、まさに我が国の成長戦略の一環として特許出願件数が増加に転じるよう“魅力ある特許制度”を、皆さんと一緒に再構築していかなければなりません。皆さんが一層のご手腕を発揮されることを期待しています。

 最後に、皆さんがご多幸で益々のご発展とご繁栄を成就されますことを祈念し、祝賀の言葉といたします。


平成22年7月1日   
民主党代表・内閣総理大臣
    菅   直 人
       
松下忠洋議員 鹿野道彦議員
中川秀直議員 斉藤鉄夫議員

この記事は弁政連フォーラム第210号(平成22年7月25日)に掲載したのものです。
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